黒糖と人工甘味料の違い

青汁の中には野菜特有の苦味を紛らわせるために砂糖や人工甘味料を使用しているものが多数発売されています。

人工甘味料は天然の成分ではなく、化学的に合成されたもので、カロリーを抑えたい食品や飲料に砂糖の代わりとして使用されることが多いです。

この記事では甘い青汁は体にどのように作用するのか、また気になる人工甘味料についても詳しく解説しています。

甘い青汁には何が入っている?

甘い青汁には何が入っている?

青汁初心者の方や小さなお子様は、青汁特有の苦味や青臭さが苦手な方が多く、甘く味付けをした飲みやすい青汁を選びがちです。

近年、口当たり良いフルーツ青汁などが発売され人気を集めていますが、これはフルーツの糖や人工甘味料が多く含まれていることが多いとされます。

フルーツ青汁だけではなく、通常の青汁にも、オリゴ糖はちみつ、還元麦芽糖水飴、黒糖人工甘味料などが配合された青汁は飲みやすいため人気が高いです。

人工甘味料はカロリーが低い

人工甘味料は冒頭でも述べたように化学的に作られたもので、アスパラギン酸フェニルアラニンなどの成分が一般的です。

上記の成分は、食後の血糖値の上昇を防いだり、肥満や糖尿病の予防が期待できることから、多くの食品や飲料に配合されています。

しかし日常的に摂取していると、体にある変化が起こることが金沢医科大学の研究によって明らかになりました。

人工甘味料の影響

ダイエット食品や飲料に配合されていることが多い人工甘味料は、摂取後血糖値が上がらないため痩せやすくなるといわれています。

しかし金沢医科大学の研究チームによると、脳で甘みを感じているのに体内の血糖値が上がらない現象は、脳が混乱し食欲を増進させてしまうということが判明しました。

カロリーが低い人工甘味料ですが、常用摂取をすると思わぬデメリットも懸念されるため、上手く食生活に取り入れることが大切です。

青汁は毎日摂取することが好ましい健康飲料です。血糖値が気になる方やダイエット中の方は、できるだけ人工甘味料が含まれていない青汁を摂取するほうがよいでしょう。

人工甘味料と黒糖の違いとは

人工甘味料はアスパラギン酸とフェニルアラニンの2つの化学成分を結合させ工場で製造されていることに対し、黒糖は天然の「さとうきび」からできています。

さとうきびを搾り、汁を固めた黒砂糖には、さとうきび由来のさまざまな栄養素が含まれています。

黒糖に含まれる栄養素と効果

黒糖に含まれる栄養素と効果

黒糖には砂糖の主成分であるショ糖以外に、ミネラル、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、ビタミンB1、B2、B6が豊富に含まれています。

これらの成分は一般的に各家庭で使用されている白砂糖よりも豊富に含まれているため、甘みやコクを得られるだけでなく、黒糖が持つ自然由来の栄養素まで得ることができます。

黒糖にはカリウムが多く含まれていることから、体の中に溜まった塩分の排出、血圧を下げる効果やむくみの解消にも役立ちます。

青汁は毎日飲むものだから

青汁は、毎日継続的に飲むことで体内環境を整える飲み物です。

そのため、できるだけ好みの味で継続しやすいものや、摂取したい栄養素や効果があるものを選ぶことが続けるための重要なポイントです。

「人工甘味料は安全性が気になる」「できるだけ天然の成分を摂取したい」といった方は、砂糖の中でも栄養価が高い「黒糖」が配合された青汁はいかがでしょうか。

青汁初心者は黒糖入りがおすすめ

これから青汁デビューする方は、まろやかでほんのり甘い黒糖入りの青汁がおすすめです。

黒糖を少量入れることで、苦い青汁の味が驚くほど整い飲みやすいですよ。

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重松真理子
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