青汁は腎臓に悪いのか？カリウムとの関係や飲まない方がいい人について解説

「青汁は腎臓に悪い」という噂があります。

主に腎臓に影響があるのは青汁に含まれる「カリウム」です。

このカリウムの1日の摂取目安量は成人女性で2600mg成人男性3000mgです。

また、自動的に体内で調整され過剰摂取しなければ健康な腎臓に悪影響は与えないといわれています。

それではなぜ、青汁は腎臓に良くないといわれるのでしょうか。

そこでこの記事では、「青汁は腎臓に悪い」といわれるのかを詳しく解説します。

青汁は腎臓に良くない？

青汁が腎臓に直接的な悪影響を与えるという科学的証拠はありません。

しかし腎臓病になると、青汁に含まれるカリウムの過剰摂取に注意すべきなのは事実です。

青汁の主成分にはカリウムが多い

一般的に青汁は大麦若葉やケール、明日葉など緑黄色野菜を主成分としています。

文部科学省の日本食品標準成分表によると、カリウムは緑黄色野菜に多く含まれており、ケール420mg/100g明日葉540mg/100gほどの含有量です。

青汁は約5gとはいえ、お茶などよりはカリウム含有量が多くなります。

こういったことから「青汁は腎臓に悪い」という噂が立ったのかもしれません。

青汁を飲むと高カリウム血症になる？

青汁にも豊富なカリウムが含まれています。

しかし、規定量を守れば高カリウム血症ほど重篤な症状に陥ることはほとんどありません。

青汁由来の腎臓病の多くは過剰摂取やサプリメントが原因の薬剤性肝障害です。

詳しくは「サプリは腎臓に負担？青汁がおすすめの理由」をご覧ください。

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高カリウム血症とは

高カリウム血症とは、血中のカリウム濃度が異常に高くなる症状です。

腎臓機能が低下している方に起こりやすく、手足の震えや心臓の不整脈・心停止の原因になるなどリスクが高い危険な状態です。

なお、青汁以外に果物や野菜ジュースなどもカリウム量が多いため注意しましょう。

青汁を飲まない方がいい人は？

青汁は健康寿命が伸びる栄養素が豊富に含まれています。

しかし人工透析を受けている方、ワルファリン服用中の方は、青汁を飲むときに注意しなければなりません。

まず、人工透析を受けている方は高カリウム血症になるリスクが高まります。

「ワルファリン」は血液をサラサラにする薬です。青汁に含まれるビタミンkによって薬の作用が弱まる危険性があります。

また、青汁を日々の食事の代わりに摂取しようとしたり、青汁だけで栄養を補おうとする方には、おすすめできません。

青汁はあくまでも日々の栄養不足を補うもので、大量摂取で健康になるものではありません。

青汁の規定量は「青汁は1日何杯まで？飲みすぎの副作用」を参考にしてください。

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腎臓を強くするにはどうしたらいい？

腎臓を強くし、腎臓病を防ぐためには、バランスの取れた食生活や日々の運動などが欠かせません。

避けるべきは喫煙や過度なアルコール摂取、肥満、インスタントばかりの食事です。

不摂生な生活を続けていると腎臓に負担をかけてしまいます。

規則正しい生活習慣を身につけ、健康寿命が伸びるような生活をすることが大切です。

青汁はむしろ腎臓に良い

青汁の過剰摂取は腎臓に負担をかけます。

しかし、きちんと成分を把握し量を守って活用すれば腎臓を強くする効果が期待できます。

悪者のようにいわれているカリウムも同様です。

適量を守って摂取すれば、血圧を下げ、むくみを防ぎ、美肌効果などさまざまなメリットがあります。

青汁の適量を守ることで健康増進につなげていきましょう。

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まろやかな緑茶のような味わいで飲みやすいと大変好評頂いております。

酪酸菌が豊富に含まれているため、腎臓だけでなく腸内環境を整え、体全体の元気を支えます。

腎臓に不安がある方はぜひお医者さんに相談しつつ取り入れてみてください。